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【芸人のセカンドキャリア】一人では面接にすら辿りつけなかった。孤独な就活を一緒に伴走してもらい転職に成功できた
2023.2.18
[スピーカー]
小松 弦志さん(※写真左)
株式会社 俺
杉山 遼介 (※写真右)
― お笑い芸人を目指したきっかけを教えてください。
小松さん: 子供の頃からお笑い番組が大好きでよく見ていました。お笑い芸人になったら毎日楽しいだろうなと思い、小学校の高学年にはお笑い芸人になろうと決めていました。勉強もスポーツも得意なタイプではなかったし、人を笑わせていたから周りに人が集まってきて友達もできたと思っています。「笑い」にすごく救われてきたので、これしかないと思いお笑い芸人になることを目指しました。
― お笑い芸人の時はどんな活動をされていましたか?
小松さん:コンビで10年、ピンで6年間お笑い芸人として活動していました。コントやキャラネタ、漫談などいろんなネタを試行錯誤しながら、舞台をメインに活動していました。たまにテレビやラジオに出演させていただき、YouTubeやTikTokなどの活動もしていました。
― 芸人活動の中で印象に残っていることはありますか?
小松さん:お笑い芸人の仕事は、売れないとお金にはならないため、大半がしんどいことがばかりです。芸人活動の中で印象に残っていることは、水曜日のダウンタウンという番組のオーディションに受かり、ダウンタウンさんと共演できたことです。本物の実力を間近で見ることができ、とても感動しました。
お笑い芸人としての能力がどれくらい通用するか試してみたかった
― 今回、お笑い芸人の活動に区切りをつけて就職することに決めた背景について教えてください。
小松さん:30歳を過ぎたあたりから、35歳を区切りにしようと考えていました。このままアルバイトを続けながら芸人の活動をして40代に突入することに怖さがありました。新たな挑戦として、これまでお笑い芸人としてやってきた能力が、一般職についた時どのくらい通用するのか試してみたいと思うようになりました。また、人生で就活を体験したことがないので体験してみたいと思いました。
― 株式会社俺を知ったきっかけについて教えてください。
小松さん:Twitterで、芸人仲間が「いいね」していたのを見て知りました。最初は現実を知るためにも自分で就活をやってみようと思いました。しかし、実際にやってみると本当に現実は厳しく、面接にすらたどり着けないことがありました。今思うと履歴書の書き方もわかっておらず、短所に「遅刻が多い」って書いたりしていましたからね(笑)。それは通らないよなと。1ヵ月くらい過ぎたあたりで、芸人ネクストを利用してみようと思い問い合せしました。
転職支援を受けながら自分と向き合うことが楽しかった
― 実際に芸人ネクストの転職支援を受けてみて、どんなところが良かったと思いますか?
小松さん:利用する前は、希望に沿わない会社ばかり紹介されたら嫌だなという不安もありました。実際受けてみると、まずは自分の話をしっかり聞いてくれたうえで、いくつも企業をピックアップしていただきました。そこからまた自分の意向を尊重していただき、ご紹介いただけことが良かったです。面接の練習も何度も時間を作っていただき、実践的なアドバイスをもらえました。パソコンもほとんど使ってこなかったので、タイピングも得意じゃなかったのですが、練習すると日々できるようになっていくのが楽しくなり、スキルの面でもサポートいただけました。
転職支援を受けながら就活すること自体が自分と向き合う機会となり、それがとても楽しかったです。最初は、やりたいことはありますか?と聞かれても、正直、まだわからないですと答えていました。しかし、これまでの経験を振り返った時、お笑い芸人も接客業も「人が好き」だからやっていたとわかり、自分では気づいていない発見もありました。
― 小松さんが企業に転職する上で、一番苦労した点はどんなことでしたか?
小松さん:芸人としてがんばってきたことを、次の会社でどう活かせるのかを言語化してお伝えすることが非常に難しかったです。何度も杉山さんと相談しながら、アピールできる文章を考えました。また、ビジネスにおけるマナーや話し方(結論から伝える)なども全くわからなかったので、戸惑うこともありました。
「人が好き」という強みを活かし、販売成績上位を目指したい
― 杉山さんから見て、小松さんの強みはどの辺にあると思われましたか?
杉山:コミュニケーション力が高いという強みは大前提にありますが、YouTubeやTikTokでの発信も長けており成果も出しているという点です。成果を出すための活動として、単に数多く発信すればいいということではなく、アルゴリズムなども勉強して成果を出していたところです。成果に対して、どうすればできるのかを考え実践されていたので、この能力はどのビジネスでも活かせると思いました。現在のお仕事でも成果が出せるだろうし、どんどんキャリアアップできる人だと思っています。
― 現在、どんなお仕事に就かれているのでしょうか。また、目指していることはありますか?
小松さん:個人のお客様と直接コミュニケーションを取って、ウォーターサーバーの販売をする営業職に就いています。これまで芸人として培ってきた能力や強みを活かせる仕事をしています。販売実績が給与にも反映されるのでやりがいもあります。目標としては、今の仕事でしっかり成果を出し全国での販売成績上位を狙っていきたいです。
お笑い芸人はリスクを背負って挑戦することができる
― 芸人時代に培った経験や力を活かすお仕事に就かれたとのことですが、お笑い芸人ならではの能力や強みをビジネスに活かせるとして、どんな能力があると思いますか。
小松さん:芸人としての生き方を選んだこと自体、リスクが高い選択をしています。なので、リスクを背負って何かに挑戦できることは、芸人ならではの強みなのではないでしょうか。他には、目の前のお客様に合わせてトークを組み立てるアドリブ力は活かせると思います。上司にも、やってみてどうだったか、良かったことや改善点を聞かれることが多いので、自分の考えを言語化して伝える能力を芸人は皆持っていると思いますので、ビジネスでも必ず役に立つと思います。
― 最後に転職を考えている元芸人の方々へメッセージをお願いします。
小松さん:就活は孤独な戦いになりがちです。芸人ネクストは杉山さんが一緒に伴走してくれるのでとても心強いですし、転職するなら本当におすすめだと思っています。37歳で芸人の経験しかない自分でも転職できたので、人生何歳からでもやり直しできると思っています。働くことに不安があるかもしれませんが、新たな挑戦を応援しています。最後に、この記事を読んでいる人でウォーターサーバーを使いたい人がいたら、ぜひ小松まで連絡ください(笑)。
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